15cm sIG 33 L/11 auf Fahrgestell Panzerkampfwagen III Ausf.H (Sf) III号自走重歩兵砲

自走砲

現地で損傷した兵器を組み合わせて急造した兵器っていいよね。今回紹介するのもそんな感じの兵器です

15cm sIG 33 L/11 auf Fahrgestell Panzerkampfwagen III Ausf.H (Sf)

損傷したIII号戦車H型から砲塔を取り外し、車体に15cm sIG33重歩兵砲を搭載した自走砲。一両だけ改造で製作された。1942年から1943年にかけて北アフリカで運用されたとされている。
残念ながら実車は戦争中に喪われてしまったが、幸い写真と情報が残されている。

15cm sIG 33 L/11 auf Fahrgestell Panzerkampfwagen III Ausf.H (Sf)

同じIII号車体に同じ15cm重歩兵砲を搭載する33B突撃歩兵砲とは別物。証拠として後者の突撃歩兵砲の最初の引き渡しは1942年10月であるのに対し、今回の自走重歩兵砲は1942年9月には運用が確認されている。しかし本国では10.5cm自走砲「ヴェスペ」や、15cm榴弾砲を搭載した「フンメル」自走砲、そして33B突撃歩兵砲の開発がすでに始まっていたため、同じような車輌が作られることはなかった。

33B突撃歩兵砲。こちらは密閉戦闘室なのがわかる

なお既に作られていたI号戦車やII号戦車の車体を使った自走重歩兵砲と同様に名称の混乱が見られ、先程の突撃歩兵砲との混同以外にも「ビゾン3(Bison III)」といった戦争中には使われていない呼称がある模様。ちなみに「ビゾン」はI号自走重歩兵砲の愛称で、英語でいうバイソンのこと。なおこの愛称についても詳細は不明。少なくともII号自走重歩兵砲の「ビゾンII」は戦争中に使われた呼称ではないようす。

15cm sIG 33 L/11 auf Fahrgestell Panzerkampfwagen III Ausf.H (Sf)

ちなみにこれらの急造自走歩兵砲たちは「ロンメルズ・ファニー」と呼ばれることもあるらしい。なんでも15cm自走砲の必要性を強く感じたロンメル軍団が現場で作ったのが始まりだったとか

・参考文献
https://tanks-encyclopedia.com/ww2/nazi_germany/15cm-sig-33-l11-auf-fahrgestell-panzerkampfwagen-iii-ausf-h-sf/
↑英語だけど画像が多くてオススメのページ

15 cm s.I.G. 33 auf Fahrgestell Pz. Kpfw. III (Sf) : Německo (DEU)
15 cm s.I.G. 33 auf Fahrgestell Pz. Kpfw. III (Sf) samohybná húfnica DD.MM.RRRR-DD.MM.RRRR
15cm sIG33 - Wikipedia
II号自走重歩兵砲 - Wikipedia

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