最近某アニメのおかげで(?)ウェブリー・フォスベリーの知名度が上がったので便乗してオートマチックリボルバーを紹介してみる。
ユニオン・オートマチックリボルバー(Union Automatic Revolver)
またの名をLefever automatic revolver。
Charles Lefever氏が設計し、Union Firearms Companyが1909年から1912年に掛けて販売したオートマチック・リボルバー。
軍用ではなく一般向けの護身用拳銃として開発された。
弾薬には.32S&W弾を使用し、装弾数は5発。
・画像:アイバージョンソン・リボルバーと.32S&W弾
作動方式は反動利用方式で、後退するシリンダーの溝と下方のピンが噛み合うことで回転する仕組み。
構造自体はウェブリー・フォスベリーに良く似ていが、かなり簡略化されている上に仕上がりに製品ごとのバラつきがあるなど雑な作りだったらしい。
この手の銃の宿命か簡略化したくせに製造コストが高く、300丁程度が生産されたのみで商業的な成功はなかったそうな。
・画像:当時の広告
余談だが設計者の父であるDaniel Lefever氏はハンマーレス式ショットガンの設計者として知られているらしい。
~参考・画像~
http://guns.wikia.com/wiki/Lefever_automatic_revolver
http://www.forgottenweapons.com/early-automatic-pistols/union-automatic-revolver/
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