ソ連でP-39エアラコブラが好評だったのはそこそこ有名だけど、実はこんなのも作ってました(その2)
Belyayev OI-2(Беляев ОИ-2)
なんてこった!ソ連人はエアラコブラが好き過ぎて双子機にしちまった!(
Gu-1同様P-39に影響を受けて作られたらしい全金属製双発単座戦闘機
開発開始は1941年ごろで、例によって例のごとく長距離戦闘機兼戦闘爆撃機として考案された
ちなみに”OI-2″は「単座戦闘機2号」的な意味らしい
ツインムスタングと違ってコックピットは右側のみで、ランディングギアが4つある
エンジンは操縦席後方に配置され、延長シャフトでプロペラを回すエアラコブラスタイル
そして23mm機関砲がそれぞれのプロペラシャフトを通る形で配置される
なぜか左機首にのみ同軸12.7mm機銃四門搭載
そして主翼中央にShKAS四門と中々に殺意に満ちた武装
爆弾架は主翼中央部下方と主翼外側に配置され、前者は500kgまで、後者は1000kgまでの爆弾の搭載が可能だった
左方向への視界の悪さと機銃配置のバランスの悪さと航続距離の不足から改善要求が出されるも独ソ戦開始で計画中止
・スペック
全長:不明だが、12m前後と思われる
翼幅:不明だが、15m前後と思われる
全高:不明だが、4m前後と思われる
翼面積:34m^2
翼面荷重:200kg/m^2
乗員:1名
離陸重量:6800kg
最高速:780km/h@7500m
エンジン:クリーモフM-120UV 18気筒液冷エンジン(1800馬力)
航続距離(標準/最大):1000km/1400km
武装:23mm MP-6 ×2 + 12.7mm BS ×4 + 7.62mm ShKAS ×4
爆装:4×100kg爆弾 or 8×50kg爆弾 or 16×25kg爆弾 or 52×10kg爆弾(中央下方)
2×500kg爆弾 or 4×250kg爆弾(主翼外側)
※最大爆装を500kgとする説もあるが不明
他の双子機との比較画像
参考・画像
http://blog.sandglasspatrol.com/index.php/blog/42-militar/1592-los-qclonesq-sovieticos-del-p-39
https://www.ecured.cu/Belyayev_OI-2
https://lib.rus.ec/b/209828/read
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