7,5cm Pak 97/98(f) auf Pz. 740 (r)対戦車自走砲

自走砲

みなさまあけましておめでとうございます。新年一発目の記事となります。
アシュアにAT-1の改造型として実装されたPz.740ってなんだろうと思って調べてみたら、多分これだろうってのを見つけたのでまとめてみたよ。

7,5cm Pak 97/98(f) auf Pz. 740 (r)

From “Steelmaster” magazine:http://beutepanzer.ru

ソ連から鹵獲したT-26の車体にPaK 97/98対戦車砲を試験的に搭載したドイツの対戦車自走砲で、10輌が改造された。

Picture from book Spielberger. Walter.“Beute-Kraftfahrzeuge und Panzer der deutschen Wehrmacht”:http://beutepanzer.ru/

この7.5cm PaK 97/38はフランスやポーランドから鹵獲したフランス製のM1897 75mm野砲にゾロターン製マズルブレーキを追加した上で5cm PaK38の砲架を組み合わせた対戦車砲であり、7.5cm PaK40が配備されるまでの繋ぎとして開発・運用されていた。
よってこの対戦車自走砲はソ連とフランスとスイスとドイツの混血兵器(T-26の出自を考えるとイギリスもか)となる。国際色豊か。

http://beutepanzer.ru/

主砲であるPaK97/38は元が野砲であるため初速は低く、射角も狭かったので移動する戦車を照準することが難しく、命中率は高くなかったという。
当初はポーランド製の徹甲弾(6.8kg,570m/s)を使用していたが7.5cm PaK40程の威力は望むべくもなく、また両者に弾薬の互換性などはなかった。
幸いフランス製のHEAT弾が使用できるようになるとKV-1の装甲も貫通できるようになったという。
弾薬の詳細な諸元は参考文献をご覧ください。

マルダーとの比較(Picture from “Panzerjager und Sturmgeshutze” Scheibert Horst:http://beutepanzer.ru/ )

また各国で使われたM1897と互換性のある弾薬が使用出来るというメリットがあった。
1943年10月から運用されたPz.740対戦車自走砲は、1944年3月1日に7.5cm PaK40を装備するマルダーIII対戦車自走砲に置き換えられるまで運用され続けたという。

撃破された車両(Picture from Estonian Historical Museum:http://beutepanzer.ru/ )

戦闘で撃破されたことが確実な一輌を除きその後の運命は不明で、資源の再利用の為に溶鉱炉に送られたとも、撃破されるまで運用され続けたとも言われている。ちなみに乗員保護のための装甲板などの違いによっていくつかのバージョンに分けられるらしい。詳細は画像をご覧ください。

この車両には側面に装甲板がある(Picture from Frontline Illustration No12/2008 “Red Army tanks in wehrmacht”:http://beutepanzer.ru/ )

・参考文献、画像引用元
http://beutepanzer.ru/Beutepanzer/su/t-26/t-26_spg/spg.htm
https://topwar.ru/92652-75cm-pak-97-38f-auf-pz-740-r-proekt-sau-na-baze-tanka-t-26.html
https://en.wikipedia.org/wiki/T-26
https://ja.wikipedia.org/wiki/7.5_cm_PaK_97/38
https://en.wikipedia.org/wiki/7.5_cm_Pak_97/38
https://en.wikipedia.org/wiki/Marder_III

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