ショーシャ・リベイロール 1918(Chauchat-Ribeyrolles 1918)

小銃

戦車兵が銃眼から射撃するためのフランス製試作マシンピストル…とは名ばかりのオートライフル(ないしPDW)。
片手での射撃を想定したピストル風の形状なのに、フルサイズの小銃弾である8 x 50 mmルベル弾を発射する無茶な仕様の銃だったりする。
後期型ではショーシャ軽機関銃のマガジンが使えるらしい。火力全振りかな?
一説にはフルオート射撃しか出来ないらしく、並の人間ではこれを片手で扱うことは出来ないだろう。だいたい重量4kgもあるし。

Chauchat-Ribeyrolles 1918(パブリック・ドメイン)

・Chauchat-Ribeyrolles 1918

ショーシャ・リベイロール 1918(Chauchat-Ribeyrolles 1918)は、ショーシャ軽機関銃で知られるフランスのRSC(Ribeyrolles, Sutter and Chauchat)による試作自動銃。
1917年にフランス陸軍が採用したRSC製のMle.1917半自動小銃の派生型として、1918年に提案された。

Chauchat-Ribeyrolles 1918(パブリック・ドメイン)


ショーシャ・リベイロール 1918は戦車兵向けの近接防御用小型機関銃(pistolet-mitrailleur)として計画され、特にFT-17軽戦車での使用を想定していたらしい。機関部などはベースとなったRSC Mle.1917半自動小銃のものを受け継いでおり、使用弾も8 mmルベル弾である。よって概念としてはサブマシンガンやマシンピストルというより、今で言うPDWが近いかもしれない。洗練されているかはともかくとして。
狭い戦車内で使う為に銃身を短くした上でマズルブレーキを追加し、ストックなども取り払われている。
作動方式はガス圧式のままだが、ガスチューブが銃身の外部右側に移動しているという違いがある。
smallarmsreview.com によるとフルオート射撃しか出来ないらしく、4kgある重量も相まって非常に扱い難い銃であると言えるだろう。
基本的な使用方法は戦車のガンポート越しの射撃だが、恐らく車外で自衛火器として使用することも想定されている。

Chauchat-Ribeyrolles 1918(パブリック・ドメイン)

最初の試作銃ではマンリッヒャー・ベルティエ式の八発クリップを使用していたが、後にショーシャ軽機関銃のマガジンを使用するように変更された。
また弾薬は通常の弾と曳光弾が交互に装填されており、曳光弾の光跡で照準を補助するつもりだったらしい。
これは戦車のガンポートや車体機銃などでよく見られる方法で、1970年代にアメリカで開発された同種の銃であるM231 FPWでも曳光弾の光跡で照準を行なう。
そのためか後期型ではリアサイトが除去され、フロントサイトと曳光弾のみで照準を行なうように変更されている。
試験は1919年まで続けられ、結果は満足出来るものだったという。
しかし自衛火器として用いるには過剰な火力だと判断され、恐らく銃自体の使い辛さもあり試作のみに終わった。

後のM231 FPWとなるXM231(パブリック・ドメイン)

・諸元:ショーシャ・リベイロール1918
名称: Chauchat-Ribeyrolles 1918
製造元: RSC(Ribeyrolles, Sutter and Chauchat)
使用弾薬: 8 mm Lebel (8x50mm R)
全長: 0,575 m
銃身長: 0,340 m
本体重量: 約 4 kg
作動方式:ガス圧式

・参考文献
https://en.wikipedia.org/wiki/Chauchat-Ribeyrolles_1918_submachine_gun
https://ja.wikipedia.org/wiki/M231_FPW
https://en.wikipedia.org/wiki/M231_Firing_Port_Weapon
https://guns.fandom.com/wiki/Chauchat-Ribeyrolles
https://www.smallarmsreview.com/display.article.cfm?idarticles=1978
http://www.securityarms.com/20010315/galleryfiles/3300/3354.htm

・おまけ:似てると言われたマイクロメーターとの比較

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