クロスファイアMk.1(Crossfire Mk.I)複合小銃

小銃

結構前にとある絵師さんが描いてたので、ちょっと紹介してみる。

Crossfire LLCという会社がアメリカで販売した複合銃。
簡単に言うとポンプアクションショットガンとポンプアクションのライフルがくっついてる。
上側のバレルで12ゲージのショットシェル、下側のバレルで5.56×45mm NATO弾を発射する。

全長は94.7 cm、銃身長はショットガン側が49 cm、ライフル側が41.9 cm。
発砲は同じ引き金で行ない、レシーバー左側のスイッチで撃つバレルを切り替える。
ショットシェル用の弾倉はレシーバー後部に取り外し可能なチューブマガジンが備えられ、四発が装填できた。
一方ライフル用のマガジンはSTANAGマガジンを画像の通りに装填できる。

1989年のショットショーで公開されたクロスファイア モデル88(Crossfire Model 88)を母体としており、こちらは上側のバレルで12ゲージのショットシェル、下側のバレルで7.62×51mm NATO弾を発射するつくりだった。
当時は複合銃というコンセプトが大ウケだったらしい。
使用する弾薬以外の大きな違いとして、モデル88ではショットシェルをポンプアクション、ライフル弾をセミオートで射撃できたが、Mk1では両者ともポンプアクションで射撃するという違いがある。

・画像:モデル88

公開された1989年から10年近く経過してから漸く生産・販売が開始されたが、その値段は$1895とかなり高価だった。
加えてこの手の武器によくある信頼性の低さや頻繁な不具合の発生によって商業的には完全に失敗し、2001年には生産終了してしまった。

・参考文献、画像引用元
http://guns.wikia.com/wiki/Crossfire_combination_gun
https://www.forgottenweapons.com/crossfire-mki-a-creature-from-the-awb-lagoon-video/
↑動画あり

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