WW2爆弾用爆薬組成表

主に大戦中の航空爆弾に使われた爆薬の組成とかをまとめたもの
爆速は条件次第で変化するから目安程度にね
RE係数:TNTの破壊力を1とした時の破壊力

・純物質
トリニトロトルエン(以下TNT)
多分当時一番メジャーな爆薬
爆速6900m/s
RE係数=1

RDX(トリメチレントリニトロアミン)
プラスチック爆弾の素材として有名
爆速8750m/s
RE係数=1.6
ワックスでコート→コンポジションA
TNTと共融→コンポジションB(RE係数=1.33
可塑剤と混合→コンポジションC(RE係数=1.33~34

ペンスリット(PETN)
爆速8400m/s
RE係数=1.66
導爆線に使われるが、これのみで使われることは稀
薄殻榴弾にも使われたらしい

ピクリン酸(Picric acid)
下瀬火薬の主成分(9割以上
爆速7350m/s
RE係数=1.2

HND(Hexanitrodiphenylamine)
ヘキサニトロジフェニルアミン。
日本やドイツで混合爆薬の材料として使われた爆薬

トリニトロアニソール(trinitroanisol)
ピクリン酸メチルとも呼ばれる芳香族ニトロ化合物
TNTの代用品として使われた
爆速6800m/s

テトリル(tetryl)
別名トリニトロフェニルメチルニトロアミン
TNTに類似する爆薬で帝国陸軍で利用された
爆速7150m/s

・混合爆薬
ペントライト(Pentolite)
ペンスリット:TNT=1:1の混合爆薬
爆速7800m/s
RE係数=1.33

トーペックス(torpex)
主に米国製魚雷に用いられた混合爆薬
後に改良されHBX爆薬となる
RE係数=1.3
RDX:TNT:粉末Al=21:20:9

アマトール(Amatol)
TNT:硝酸アンモニウム=4:1or3:2or1:1or1:5の混合爆薬
TNT含有率が6割以上あれば目立った威力減衰は無いらしい
RE係数=1.17(80%TNT)

アマテックス(Amatex)
TNT:硝酸アンモニウム:RDX=51:40:9の混合爆薬
4000lb爆弾などに使われた

アンモナル(Ammonal)
硝酸アンモニウム:TNT:粉末Al=27:67:11の混合爆薬
爆速4400m/s

バラトール(Baratol)
TNT:硝酸バリウム=1:2の混合爆薬
爆速4100m/s

ヘキサナイト(Hexanite)
ドイツ海軍の魚雷弾頭などに用いられた
TNT:HND=3:2

トリトナール(tritonal)
発熱剤として粉末Alを加えることで威力を増したTNT
だいたい18%ほど強化されているらしい
TNT:粉末Al=4:1

エドナトール(Ednatol)
エチレンジニトラミン(EDNA)とTNTを混合した非吸湿性で安定な爆薬
用途はペントライトと同様で、扱いはアマトールと同様
EDNA:TNT=58:42

カーリット爆薬
過塩素酸アンモニウム(AP:ammonium perchlorate)を主成分とする産業爆薬
大戦期には八八式爆薬として爆弾、機雷などに利用された
AP:珪素鉄:木粉:重油=75:16:6:3

ピクリン酸アンモニウム
D爆薬、Dunniteとも呼ばれる爆薬
一次大戦で米海軍が多用した他、日本軍が爆雷用に使用